新プロジェクト(EXPLORE-PJ)の目的・内容
【目的】
電動車の通常運転時はSiC の低on 抵抗・高速スイッチングを生かす低熱抵抗・大電流、
モーターロック時は一瞬の高温に耐える高信頼性モジュール・構成材の実証支援を目的
とする。
【背景】
200℃ギャランティのSiCMOSFET パッケージの市場登場と2021 年EV 市場の急速な
立ち上がりの中で、200℃ 超領域の耐高温・低熱抵抗・大電流・高信頼性SiC
モジュール化への対応が重要となっている。
【推進体制】
主催:よこはま高度実装技術コンソーシアム
事務局特定非営利活動法人YUVECYUVEC)
PJ主要メンバー:
リーダー :横浜国立大学 羽深名誉教授
サブリーダー:横浜国立大学 赤津教授 パワエレ・モーター・総合評価
大同大学 山田教授
接合評価 :横浜国立大学 高橋元教授 樹脂 ・于教授 解析
大阪大学 谷本氏(低インダクタンス化)
神奈川産総研 八坂氏(PCT ・Tj ・熱抵抗・SAT ・
高精度IV・HTGS )
試作 :マイクロモジュールテクノロジー(両面冷却試作・SAT ・IV ・TCTTCT)、
シーマ電子(片面放熱試作・評価)
解析・評価 :ASTOM、KISTEC
【実施内容】
(1)EV 市場のSiC_MOSFET_1in1, 1in1,2ダイ搭載モジュールを例として、
200200~225℃領域の耐高温・低熱抵抗・大電流SiC モジュール化に必要と
なる構成材、モジュールの高温信頼性評価をKAMOME_PJ で蓄積してきた
プラットフォーム・解析・信頼性評価技術、横浜国大のパワエレ・モーター
研究の蓄積を活用し行い、参画企業開発材の構成・信頼性評価の支援を行う。
目標設定:チップ~冷却器天板上面までの低熱抵抗化の目標を定め実施
(2)2in1(x2) x2),6in16in1MOSFET モジュール試作評価支援を実施 個別実施)
(3)試作された2in1(x2) ,6in16in1 MOSFET インバーター評価・モータ負荷試験を実施。
2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
1)低熱抵抗化構造成立性TCT・PCT解析 適合する樹脂材・接合材(銀・銅焼結他)の検討 2)接合材の大面積接合の検討 3)1次試作 4)熱抵抗測定・解析による低熱抵抗化評価確立 5)TCT評価・PCT評価・HTGS評価 | 1)低熱抵抗化大面積一体化工程検証 2)2次試作 3)TCT評価 4)PCT評価 5)インバーター電気的評価 | 1)インバーター損失・低熱抵抗化評価 2)3次試作 ダイ・樹脂・接合材 のPCT/TCT信頼性N数増し評価 3)長期HT GS検証 4)モーター負荷評価・総合評価 |